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掲載日:2020.07.31

人文学部を卒業し、本学大学院文学研究科修士1年の蟬塚咲衣さんが、日本の応募者の中から最優秀者に選ばれ、「EYSA」賞を受賞する快挙を成し遂げました。同賞は、地理情報システム(GIS)のソフトウェアで著名な米国ESRI社によって、GISを駆使した研究を行っている世界の優秀な若手研究者に与えられる賞です。北海道からは初の受賞となりました。

受賞者には米国カリフォルニア州・サンディエゴで開催されるEsri User Conference(国際会議)に招待される特典が与えられます。今年はコロナの影響によりオンライン開催になりましたが、米国への招待は来年に持ち越されます。

蟬塚さんは、GISを本学の「地理情報システム論」(経済・人文学部共同開講科目)で習得し、奥尻島における祭礼という自身の研究テーマに応用しました。祭礼研究は民俗学など質的な視点からアプローチされることが多いのですが、定番の研究手法とGISの技術とを組み合わせて新たな知の創出に貢献した点が高く評価されました。

以下のWebサイトで受賞者の写真と研究内容が紹介されています。

https://community.esri.com/community/education/blog/2020/07/10/congratulations-to-the-2020-esri-young-scholar-award-winners

米国Esri社から届いたばかりのクリスタル最優秀者受賞盾を手に笑顔の蟬塚さん