学芸員課程

小さな町の郷土資料館から都会のおしゃれな美術館まで「博物館法」に定められた専門的職員、すなわち学芸員を配置することが求められています。
この資格を取得するためには学芸員開講大学で特定の科目を履修する必要があります。
提携先の小樽市総合博物館などで、1年を通じて博物館資料の収集・保管・展示・教育をじっくりと学びます。

受講生が課程の魅力を紹介

学芸員課程を受講している3名の学生に、1)学芸員課程を選択した理由、2)学習した内容が今後も含めて役立っていると感じる部分、3)将来の夢の実現に向けて努力していること、について答えていただきました。

髙野風音さん

人文学部日本文化学科4年

私は学芸員を目指しており、そのために学芸員課程を履修しました。それまで博物館や学芸員に関する予備知識はありませんでした。しかし、本学の教員や北海道博物館、北海道開拓の村、小樽市総合博物館等の学芸員による座学と小樽市での博物館実習で日本の博物館の現状を学びました。学芸員の夢をかなえるためには、大学の講義以外にも積極的な働きかけが必要と思い、道内博物館のネットワーク組織である北海道博物館協会の臨時職員として働いています。学芸員志望の学生や観覧者としてだけでなく、博物館の内側から道内の博物館の事情を知り、博物館活動に貢献するためには何をしたらよいのかを日々学んでいます。

神野光さん

人文学部日本文化学科3年

受講しようと思ったきっかけは、博物館での仕事に興味があったためです。幼いころから博物館に行く機会が多く、気がつけば学芸員課程の門をくぐっていました。個性溢れる教員のもとで、資料の正しい保存・展示方法や展示室の形態、webサイト作成法などの授業を受け、さまざまな見識を得ました。特に役立っている部分は、展示構成についてです。博物館に行くと、配慮されたり、工夫を凝らしている点によく気がつくようになり、観覧の楽しみが増えました。私の地元には郷土資料館がありますが、学芸員はいません。そのため地元に戻った際に、できれば学芸員として、大学で学び培ってきたことを還元し、地元に恩返しができるように日々研鑽を積んでいます。

柄澤ののはさん

人文学部日本文化学科3年

小学生の頃から学芸員に憧れと興味があり、必要な知識を学ぶために学芸員課程を受講しました。現役の学芸員である講師陣から沢山の事を学んできましたが、資料を展示する上で気をつけなければならないことを学べたことで、学芸員と来館者相互の視点で展示を鑑賞する習慣が身につきました。学芸員になるために講義以外の時間でも学ぶことを心がけ、専門的な文献を読んだり、博物館を訪れる機会を増やすようにしています。学芸員課程で毎年実施する奥尻島研修にも参加するつもりですし、長期休暇期間中には博物館でボランティア活動を行い、博物館での活動経験を積極的に広げていきたいと考えています。

学芸員課程は面白い!OB/OG・教員が課程の魅力を紹介

学芸員課程で学ぶことの魅力

古田くるみ

北広島市学芸員

私は現在、北広島市「北広島エコミュージアムセンター知新の駅」で学芸員として働いています。実家が北海道博物館のすぐ近くであったこともあり、将来は博物館や歴史に携わる仕事がしたいと思っていました。そのため在学中に学芸員の資格がとれる本学はとても魅力的でした。

学芸員課程では「博物館経営論」や「博物館実習」などさまざまな視点から博物館を学ぶことができ、講師の多くは現役の学芸員です。また資料の梱包作業体験や学外へのボランティアなど実践的な学びの機会が多くあり、学芸員となった今だからこそ、これらの経験が自分の力となっていることを強く感じます。本課程で夢を叶えた一人として、本気で学芸員を目指す人にこそぜひ受講をおすすめしたいです。

ミュージアムの現場を知ることで社会を俯瞰する

手塚 薫

人文学部日本文化学科教授[学芸員課程委員会・委員長]

学芸員課程の学びのコンセプトは、受講生に普段から現実の社会とのつながりを意識してもらうことです。講師陣のほとんどは現役のミュージアムの学芸員です。ミュージアムで繰り広げられる日常への実践的な対応を学ぶことで、社会において必須とされる考え方の基本を身につけます。

学芸員課程修了者の活躍

鈴木博子さん(小樽市総合博物館嘱託学芸員、人文学部卒)

蟬塚咲衣さん(人文学部卒)

『学芸員課程学事報告書』

その他(基礎資格・修得単位数・受講料など)

詳しい説明につきましては、大学Webサイト「学芸員課程」をご覧ください。