イベント
掲載日:2022.07.15
2022年7月10日(日)、紀伊國屋書店札幌本店で第28回の「人文学の挑戦」が開催されました。今回は、今年3月に『「いろは」の十九世紀―文字と教育の文化史―』(平凡社)を出版された日本文化学科講師の岡田一祐さんに、本書の内容を元にお話ししていただきました。岡田さんは、時代が江戸から明治に移り教育のあり方が近代化される中で、文字が「規格化」されていった様子を、数多くの実例(当時の本や浮世絵など)を挙げながらお話し下さいました。日本語学のみならず、広く他の分野にも関連してくる刺激的なご講演でした。そのためもあったでしょう、講師の岡田さんとフロアの方々との質疑応答も活発に行われ、盛会の裡に本イベントを終えることができました。