イベント

掲載日:2019.06.14

2019年6月7日(火)に、昨年度より人文学部で企画している「北海道観光・地域振興特別講座」の第5回目が開催されました。今回の講座では、「北海道の未来を支える人材の育成」を目的として人文学部と教育連携協定を締結している株式会社AIRDOから、取締役の大橋裕二氏を講師にお招きしました。

「数字で考える北海道観光」と題したご講演では、北海道の面積の広さや人口構成、産業構造などの観点から北海道の特徴について、そして観光地としての魅力の高さや移住地としての可能性などについて、北海道観光に関わる多くのデータからわかりやすく、幅広く話題を取り上げてお話しをしていただきました。

また、現在の観光消費額から観光産業を、北海道経済を支える重要な産業のひとつとして位置づけ、外国人観光客が増える背景となった北海道の旅行者の受け入れ事情と環境や、インバウンド頼りなどの問題を含めた現状と課題についてもご解説いただきました。

今回の講演には、人文学部や本学他学部の学生をはじめ、一般の方にも多くご来聴いただきました。講演後は、特に航空業界に関心のある学生が熱心に質問しており、講師の方に大変丁寧にご対応をいただきました。また、新聞の取材の方やメディアの方も来られ、講師が語られる北海道観光への注目の高さがうかがえました。

次回の北海道観光・地域振興講座は6月27日(木)に開催し、中川町から高橋直樹氏をお招きして、「道北中川町1500人の未来―雑誌『スロウ』の世界広がる中川町の森林―」をテーマにお話ししいただきます。今年度はその他、鶴雅ホールディングス株式会社、しりうち観光推進機構の方にご講演いただく予定です。詳細が決まりましたら、学部のウェブサイトやFacebookでもご案内します。多くの皆様の参加をお待ち申し上げます。