取得学位 | 博士(文学)(北海学園大学大学院) |
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担当科目 | 日本史概論Ⅱ、日本文化専門演習Ⅰ |
専門分野 | 日本史(近現代史) |
研究テーマ | 学生時代に読んだある本から、軍隊という場で人間が人間として生きることは果たして可能なのか、という素朴な疑問を抱いたことが、私の研究の原点です。現在は、明治維新によって成立した日本の近代国家が、1930年代以降、戦争と敗戦への道を歩まねばならなかった理由について、軍隊と民衆、軍隊と社会の関係を軸にあきらかにすることに当面の研究課題を置いています。その上で、戦争の時代に生きた兵士をはじめとする民衆の意識と行動について、それを規定した人間関係のあり方や、倫理・道徳といった社会的規範、さらには法や暴力によってこれを強制する権力機構とともに構造的に把握したい、と考えています。また、戦争や軍隊のない時代・社会を創造していく主体の形成といった観点から、戦争展示や平和教育にも関心を寄せています。 |
おすすめの一冊 | 大西巨人『神聖喜劇』光文社文庫 |
おすすめの作品 | ベートーヴェンとショスタコーヴィチの音楽 |
主な著作・論文 | 『傷痍軍人・リハビリテーション関係資料集成』全7巻(サトウタツヤとの共編),六花出版 2014年~2015年 『近代日本の国民動員―「隣保相扶」と地域統合―』刀水書房 2009年 『軍事援護の世界―軍隊と地域社会―』同成社 2004年 |
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