取得学位 | 博士(農学)(鹿児島大学) |
---|---|
担当科目 | 文化人類学I、生活文化論II |
専門分野 | 生態人類学 |
研究テーマ | オセアニアのパプアニューギニア・トンガ、東南アジアのマレーシアやインドネシアで、人びとの生活の基本である生業活動や資源利用を、生産性や時間配分等の定量的データ、社会組織等の定性的データに基づき分析することで、人間と自然の関係を研究しています。パプアニューギニアでは、自給自足の生活を送っている人びとが、農耕や採集、狩猟活動にどのくらいの時間を使って、どのような作物や獲物を入手しているのか、また、そうした活動が彼らの超自然観とどのように関わっているのかを研究してきました。トンガでは、離島に暮らす人びとの漁労活動を中心に、貨幣の浸透がどのような生活の変化をもたらしたのかを研究しました。マレーシアでは、先住民であるオランアスリと呼ばれる人びとが、様々な開発に対してどのように対応しながら生活を続けているのかを研究しています。インドネシアでは、トランスミグラシと呼ばれる移住政策が資源利用にどのような影響を与えているかを研究しています。 |
おすすめの一冊 | 『生態人類学を学ぶ人のために』世界思想社 |
おすすめの作品 | 『生活の柄』高田渡 |
主な著作・論文 | 2013年(単著) 「Marine Resource Use in Transition: Modern Fishing in Tonga, Western Polynesia」『Prehistoric Marine Resource Use in the Indo-Pacific Regions』(Rintaro Ono, Alex Morrison, David Addison eds.)Australian National University E Press 2013年(単著)「移動から定住へ パプアニューギニア山麓部の事例から」 印東道子編『人類の移動誌』246-257頁 京都:臨川書店 2011年(共著)「パプアニューギニア山麓部のバナナ栽培(1)」 岐阜大学地域科学部研究報告第29号53-98頁 2009年(単著)「トレンガヌ州オランアスリ集落における地域開発とその影響に関する生態人類学的研究」 『北海学園大学人文論集』42:161-184頁 |
教員紹介