取得学位 | 文学修士(北海道大学大学院) |
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担当科目 | 英語学概論Ⅰ、英語学特論Ⅰ |
専門分野 | 言語学 |
研究テーマ | 人間の言語には実に不思議な側面がたくさんあります。通常、母語は特別な教育を受けることなく、しかも誰にでも習得が可能です。それに引き替え、外国語となるといくら勉強してもなかなか母語話者のようにはその言葉を操ることが出来るようになりません。また、話し手が自らの思いを言葉にして表現すると、そこから聞き手は話し手の思いを自らの頭の中で再構築し、相手の意図を理解することが出来ます。その時、話し手と聞き手を媒介するものとして存在するのは主として言葉です。コミュニケーションが成立するというのは、話し手と聞き手が同じ「言葉のルール」を共有しているからに他なりませんが、では、そのルールとはどのようなものなのでしょうか。母語の場合は、無意識のうちにそれを身につけてしまうので、普段は自覚されませんが、そのような目に見えない言葉のルール、あるいは言語の背後に潜む原理を探ることが、目下の研究テーマです。 |
おすすめの一冊 | 小川洋子『博士の愛した数式』新潮文庫 |
おすすめの作品 | 『炎のランナー』(ヒュー・ハドソン監督) |
主な著作・論文 | 『言葉の窓から見える風景』共同文化社 2014年 「語の派生と内部構造について ― coeducationの派生と逆形成の観点から ―」『人文論集』(本学人文学部)第67号 2019年 「心的挿入節を導く which と非制限的用法」『英語学と現代の言語理論』(葛西清蔵(編著))北海道大学図書刊行会 1999年 「英語における語順の重要性」『年報新人文学』(本学大学院文学研究科)第5号 2008年 「グリムの法則とヴェルネルの法則の接続について」『人文論集』(本学人文学部)第48号 2011年 「ゲルマン祖語における閉鎖音の変化:ヴェルネルの法則再考」『新人文主義の位相-基礎的課題-』(平成22・23年度北海学園学術研究助成共同研究報告書) 2012年 |
個人Webサイト | http://ling-hgu.com/ |
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