取得学位 | 博士(学術)(東京大学大学院) |
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担当科目 | 英米文学史I・II、英米文学特論 |
専門分野 | 英米文学 |
研究テーマ | 現代のイギリス小説は多様なバックグラウンドをもつ作家たちによって書かれている。その中でも、日本で生まれ、5歳まで日本で暮らし、その後イギリスに移り住んで作家になったカズオ・イシグロは、いまやイギリスの文壇を代表する作家の一人とみられている。イシグロ作品の面白さは、作品ごとに変化を見せる文体と特定のテーマを深化させるその手法にある。こうした豊饒な作品を貫く世界観を彼のインタビューや同時代の思潮を参考にしながら解明している。 |
おすすめの一冊 | Mark Edmundson, Why Read? Bloomsbury, 2004 |
おすすめの作品 | W. Somerset Maugham, Of Human Bondage, 1915, Penguin Books, 1992 |
主な著作・論文 | ・「イシグロの創作術」『kotoba』(集英社)、第51号、2023年3月、pp.38-43. ・""Kazuo Ishiguro and Transgenerational Cosmopolitanism."" 『北海学園大学人文論集』第71号、2021年8月、pp.53-79. ・「祖父と父からイシグロが受け継いだもの」『北海学園大学人文論集』第69号、2020年8月、pp.75-95. ・「Kazuo Ishiguro, A Pale View of HillsにおけるJames Joyce, ""Eveline""の文体的影響」『文体論研究』第66号、2020年3月、pp.1-15. ・「カズオ・イシグロと理想主義」『年報 新人文学』第15号、2018年12月、pp.10-57. ・荘中孝之・三村尚央・森川慎也編『カズオ・イシグロの視線――記憶・想像・郷愁』(共編著)作品社、2018年7月" |
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