取得学位 | 博士(言語学)(筑波大学大学院) |
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担当科目 | ロシア語基礎I~IV、ロシア語文化I、ロシア語文化演習I、ロシア語言語文化演習I、世界の言語と文化、人文学基礎演習、人文学演習B |
専門分野 | スラヴ語学、言語政策 |
研究テーマ | ロシア語が歴史的に支配的な言語として大きな影響力をもってきた東スラヴ地域(ベラルーシ・ウクライナ・ロシア)における言語の標準語化や言語復興をめぐる問題を研究しています。これまでは特にベラルーシを対象に現代ベラルーシ語をめぐる国家語政策について研究を行ってきました。最近は対象を広げ、ロシア語・ウクライナ語・ベラルーシ語という東スラヴ語3言語の標準語化に関する問題に取り組んでいます。特に3言語それぞれの標準語の書記体系(文字体系・正書法)の形成がいかなる言語イデオロギーに支えられて進展してきたのかに関心をもっています。標準語の構成要素の中でも書記体系は、話者たちにとって言語イデオロギーを可視化するシンボリックな側面があります。特にウクライナおよびベラルーシにおいてはナショナリズムや対ロシア感情とも密接に関連する存在であり、東スラヴ地域を言語という観点から理解する上での鍵であると考えています。 |
おすすめの一冊 | 千野栄一『言語学を学ぶ』ちくま学芸文庫、2022年 |
おすすめの作品 | 映画『コンパートメントNo.6』ユホ・クオスマネン監督、2021年 |
主な著作・論文 | 『Спрабуйма!:日本人のためのベラルーシ語入門I』(共著)、筑波大学グローバルコミュニケーション教育センター、2016年 “Rethinking the Graphization of the Belarusian Language in Eastern and Western Belarus during the Interwar Period,” in Motoki Nomachi and Tomasz Kamusella, eds., Languages and Nationalism Instead of Empires, London: Routledge, 2022 Переосмысление роли «Белорусской грамматики для школ» Б. Тарашкевича в процессе становления белорусского литературного языка // Грамматика в обществе, общество в грамматике. Исследования по нормативной грамматике славянских языков / Под ред. Номати М., Киёсавы С., (Москва: ЯСК, 2021 「現代ベラルーシ語の標準語規範の分裂と対立」『スラヴ研究』第68号、2021年 「言語の地位計画にみるベラルーシの国家語政策:ベラルーシ語とロシア語の法的地位をめぐって」『言語政策』第13号、2017年 |
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