第20回人文学の挑戦

「鎌倉時代に生きた『源氏物語』―『源氏物語』への愛と物語制作―」

『源氏物語』はその成立以降現在にいたるまで、千年上わたって人々から愛されきました。主な現代語訳だけでも何種類もありますし、 『源氏物語』を題材にした映画・漫画・ライトノベル・ゲームなども枚挙に暇がありません。このように『源氏物語』はさまざまな形で楽しまれていますが、 それは現代に限ったことではありません。今回は鎌倉時代を取り上げ、『源氏物語』がどのように読まれていたのか、『源氏物語』の愛読者たちが、 どのような工夫を用いてそれぞれの物語を作っていったかに迫ります。具体的には、『源氏物語』の古注釈や鎌倉時代に作られた物語、 『今とりかへばや物語』『海人の刈藻』『岩清水物語』『苔の衣』『我身にたどる姫君』などを取り上げる予定です。

日時 2019年3月24日(日)15:00~16:30
場所 紀伊國屋書店札幌本店1Fインナーガーデン
講師 関本真乃(北海学園大学人文学部日本文化学科講師)
「鎌倉時代に生きた『源氏物語』―『源氏物語』への愛と物語制作―」